モンテヴェルディを聴く。

  モンテヴェルディの作品を集めた合唱のコンサートを聴きに行ってきました。会場は東京カテドラル聖マリア大聖堂丹下健三の建築のとても印象的な建物です。モンテヴェルディは今年生誕450年で演奏会がたくさん行われているようです。といってもモンテヴェルディの作品を生で聴くのは初めてでした。大学の西洋音楽史の先生が中世音楽ルネサンス音楽が好きだったのか、ずいぶん力の入った授業だったのですが、モンテヴェルディとかマドリガーレとか忘却の彼方…。今日聴いた印象は、言葉が優先されていて、言葉の抑揚にそった旋律が多声で展開していく。テンポや抑揚のつけかたが特徴的で即興的。そして、ドラマチック。そんな感じ。

  馴染みのないジャンルの音楽を聴く時はあらかじめ予習をしておいた方ががより楽しめる、というのが自分の考えですが今回は前知識ゼロで聴くことになってしまいました。集中して聴いて脳もフル回転。合わせて教会の椅子でお尻も痛くなりました。でも終演後は心地よい疲労感でした。