千葉雅也『勉強の哲学 来るべきバカのために』

 Twitterのタイムラインに流れてきて気になっていた千葉雅也著『勉強の哲学』を読みました。ヤクザな大学で音楽を専攻して論文すら書いていない自分にはなかなか難しい本だったのですが、本中にある「完璧な読書は不可能」という言葉に勇気づけられて最後まで読むことが出来ました。

 勉強てなんぞ?という哲学的な話から、勉強すべき(したい)ことの見つけ方、具体的なやり方なんかが書かれています。メタ的に自分の生活を見て問題点を探して、それを社会的な問題として考えてみる、というような方法論が書かれていて、この辺りはここ最近ふとした間に考えてしまいます。個人的には、へたな自己啓発本を読むより数倍勇気が湧く本でした。

 

f:id:ikirubouken:20171025233215j:plain