自分の本棚。

 本棚は自分の小さな歴史が詰まっている。幾度の整理にも耐え十代からずっとある『ねじまき鳥クロニクル』。大学生の時にハマって集めていた中沢新一。去年どっぷり読んだ高峰秀子のエッセイ。今また読みたいかと言われたらそうでもない本も多いかもしれないけど、捨てられなかったり、人に勧めにくかったり、誰かに見せるにはすこし恥ずかしいのが自分の本棚。みんな一緒か。